2020/05/31 17:00

アメカジファッションに欠かせないアイテム『スニーカー』。中には特定のブランドを集めるコレクターがいるほど、人気の高いアイテムです。

『これからアメカジを始めたいんだけど、どんなスニーカーを選べばいいの?』

というアメカジ初心者の方に向けて、アメカジファッションに人気のスニーカーをご紹介します。これからアメカジファッションを楽しみたい!という方はぜひ参考にしてくださいね。

スニーカーの歴史

Snea(スニーク)がスニーカーの語源です。こっそりする、忍び寄るの意味があります。それまで革靴が足元がカツカツと音を立てていたのに対し、スニーカーは音がしないと言いたかったのでしょう。1916年、Keds(ケッズ)社のプロモーションにて「音を立てずに忍び寄れる靴」というキャッチフレーズがあり、これがスニーカーという単語を産んだと言われています。

ですが、もちろんスニーカーは1916年以前より存在していました。陸上競技でスパイクを打ち込んだ靴がスニーカーの始まりという説と、ボート乗り達の足元が滑らないよう、ゴム底を使ったキャンパス地を靴を作った説と二通りあり、どちらも19世紀末であったことから、少なくともスニーカーという言葉が生まれるよりも20年程度昔には、スニーカーが存在していたことになります。


スニーカーが注目されたのは1960年代に入ってから。それまではスポーツ選手のみ着用されていたスニーカーでしたが、著名人が普段着としてスニーカーを着用していたことがTVや雑誌などのメディアを通じて、一般人にまで広く伝わるようになったのです。さらに70年代に入るとスニーカーは日本のファッションにも影響を与えます。さらに90年代は空前のスニーカーブームが到来。各ブランドはハイテクスニーカー呼ばれる、従来のスニーカーよりもフィット感、疲労感を軽減させる高度な技術を要するスニーカーを発表していきました。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:1

CONVERSE(コンバース)オールスター

1908年に誕生して以降、アメリカのバスケットボールの発展とともにその名前を世界中に広めてきたコンバース。「オールスター」、「ジャックパーセル」、「ワンスター」などのロングセラーはバージョンアップを繰り返しながら常にファンを増やし続けています。数量限定品や古いモデルなどの希少価値が高いものも存在し、収集家たちの興味をとらえて離しません。近年ではキッズ&ベビーシューズの人気も高くなっています。

ジェームスディーンや、エルヴィス・プレスリー、スティーブマックイーンなど数々のスターが愛用した定番の『オールスター』。1917年に誕生し、ファーストモデルからほぼ不変のデザインとスペックで展開しているCONVERSEを代表するアイコンの一つです。バスケットボールからファッションへとシーンを広げた現在も、そのスタイルはALL STAR(オールスター)として世界中で多くの人々に愛され続けています。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:2

オニツカタイガーメキシコ


薄底・細身に代表されるオニツカタイガーのスタンダードモデル。1962年のトレーニングシューズのデザインをベースに、オニツカタイガーストライプが初めて搭載された1966年モデルのデザインをプラス。クロスの補強が施されたやわらかいかかと部分のデザインや、ヒールフラップが特徴の1つ。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:3

adidas(アディダス)スーパースター

【adidas/アディダス】 旧西ドイツのヘルツォーゲンアウラッハに生まれた製靴販売のダスラー兄弟社を起原とする、歴史あるスポーツブランド。後に兄弟は別々の会社を設立運営することとなり、アディダス社は弟のアドルフ・ダスラーの愛称アディーから命名されたと言われています。

アディダス スーパースターを愛用した著名人はRUNDMCをはじめ、KORNなど様々なアーティスト達。特にRUNDMCの靴ひもを外して履くスタイルは真似しました。スポーツシーンはもちろん国内外のファッションシーンを牽引するベーシックな1足です。 元々はNBA選手たちに愛用されたことでストリートへ波及していったモデル。アディダスのスニーカーとしてはフォーラムやスタンスミスと並ぶ、絶大な人気を誇るモデルです。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:4

adidas(アディダス)スタンスミス

adidas【アディダス】オリジナルスのベストセラーモデル・STAN SMITH(スタンスミス)。 元々はテニスシューズとして登場し、プロテニス選手の名前から名称の由来があることは有名な話ですが、ギネスに登録されるほど世界中の人々に支持を得たきたのは、そのシンプルなフォルムがあってこそ。時代の流れに左右されないスタンダードなスニーカーです。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:5

adidas(アディダス)カントリー OG

アディダス・カントリー(adidas Country)は1970年代初頭に登場したランニングシューズ。舗装されていない草原や森林などを走るスポーツ「クロスカントリー・ランニング」向けに開発されたモデルで、オフロードのショックを和らげるために、硬さの異なる2層のスポンジをミッドソールに採用しています。オリジナルはホワイトのレザーにグリーンの差し色。スマートなフォルム、そのデザインの美しさから根強いファンを持つロングセラーモデルです。人気モデルのカントリーですが、2008年頃を最後に生産終了しています。取り扱っているショップはほとんどなく、ヴィンテージショップやフリマアプリが中心。それでも人気の中サイズは品薄状態の模様。限定で、復刻版が発売されたこともあるので、今後の動向から目が離せません。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:6

NIKE(ナイキ)AIR FORCE 1

1982年の登場以来、時代を超えて愛されてきた クラシックバスケットボールシューズの定番モデル【AIR FORCE (エアフォース1)】。アメリカ大統領専用機の【Air Force One】にちなんで名付けられ、【NIKE AIR】を搭載した初めてのバスケットボールシューズで有名な、NIKEの名作モデルです。ストレートでブレイクダンスに夢中になる若者たちから人気に火が付きます。しかし日本で人気が出始めたのは90年代。以降定番モデルとなっています。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:7

NIKE(ナイキ)AIR JORDAN 1 MID

1985年当時は誰もが見向きもしなかったジョーダン1。というよりNIKE自体がそれほど人気が高くなく、当時バッシュと言えばコンバースだったのです。私は中学生でバスケ部に所属しており、みんなが履いているコンバースのバッシュが欲しかったのですが、予算と折り合わず、割引SALE中のNIKEのバッシュを購入しました。残念ながら引っ越しの際紛失してしまったのですが、90年代に売っていればボーナス1回分はあったと思いますねwマイケル・ジョーダンとともに NBAデビューした彼のシグネチャーモデル第1作AIR JORDAN1。ブルズ時代には史上初の2度の3連覇を達成。得点王10度、MVP5度など、数々の偉業を残したジョーダンの足を支えたモデルとして余りにも有名なモデルのミッドカットモデル。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:8

Reebok(リーボック)INSTA PUMPFURY OG

これが販売された当時は、まさにハイテクスニーカー!ガンダムみたいだ!と思いました。発売当時から独創的なテクノロジーとフォルムが世界中で注目を集め、日本では1990年代のハイテクスニーカーブームを牽引したモデルの1つ。空気を注入するポンプチェンバーをアッパーに導入することで、シューレースがなくても足にフィットさせることができる【ザ ポンプ テクノロジー】を搭載。またハニカム構造の衝撃吸収をもたらす【HEXALITE(ヘキサライト】を搭載したランニングシューズとして、1994年に登場しました。

アメカジ好きにおすすめのスニーカー:9

NORTHWAVE(ノースウエーブ)エスプレッソ

90年代に絶大な人気を誇ったスニーカー「エスプレッソ」が待望の復刻 「ノースウェーブ」は1980年代にイタリア北東部の登山客でにぎわう街"モンテベルーナ"で創業されました。靴製造工場が多い都市として世界的にも有名で、地域性もあり耐久性、信頼性、高機能が要求される登山靴の生産で世界的に有名になりました。90年代にスニーカーブームとなった日本で絶大な人気を誇った「エスプレッソ」が2015年、復刻 90年代に絶大な人気を誇ったスニーカーが復刻 デザインと履き心地はそのままに軽量化。 約4cmの厚底ソールで足元のボリュームも クッション性の良い厚手のカップインソールにより履き心地もバツグン !当時はプレミア価格で3万円以上したような記憶がありますね。

最後に

いかがでしたでしょうか。最新のスニーカーではなく結局スニーカーブームの際、人気のあったモデルの紹介になってしまいました。まだまだここで紹介しきれなかった人気モデルやブランドも沢山あったのですが、文字数制限で紹介しきれていません。次回はここで紹介しきれなかったPUMAやNewBlance、オニツカタイガー、ブルックスなどをご紹介したいと思います。しかしここで紹介したスニーカーはすべてアメカジ好きには定番のモデルばかり。これからアメカジファッションを楽しみたい!という方はぜひ参考にしてくださいね。